OSS-DB技術者認定試験

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データベースのスペシャリストとしての認定資格

NPO法人のLPI-Japanが実施している「OSS-DB技術者認定試験」は、オープンソースデータベースシステムの設計、開発、導入、運用までの全ての工程をカバーできるエンジニアを目指す人におすすめの資格です。データマイニングエンジニアの主な仕事は、大容量のデータベースから取り出したデータを分析することなので、オープンソースデータベースに関する知識と技術の習得は必須とも言える重要なことです。そのため、フリーランスのデータマイニングエンジニアを名乗る場合に、OSS-DB技術者認定試験の資格を持っていると、取引先の企業に対して自分がデータベースのスペシャリストであることを証明することができます。データマイニングの効果をビジネスに最大限に活かすためにも、高い能力を持った人材は貴重な存在なので、取引を有利にするためにも資格を取得しておくことは大切です。

OSS-DB技術者認定度について

OSS-DB技術者認定制度には、基本レベルと応用レベルの2段階が用意されています。基本レベルが「OSS-DB/Silver」で、応用レベルが「OSS-DB/Gold」です。どちらの試験も90分間で、それぞれの合格ラインは明確に設定されています。試験実施方式は、どちらもコンピュータベーストテストで、実技や面接などは行われません。キーボードによる入力は少なく、ほとんどがマウスを使用した選択方式となっています。Goldを取得するためにはまずSilverの資格が必要なので順番に受験する必要がありますが、実務経験は特に問われないので経験がまだ浅いフリーランスのエンジニアでも受験可能です。

Silverについて

Silverレベルの定義は、「データベースシステムの設計、開発、導入、運用ができる技術者」とされていて、オープンソースデータベースに関する基礎的な知識と、小規模なデータベースの開発、運用能力が問われる試験です。難易度としては、基本情報技術者試験に該当するレベルとされています。

Goldについて

Goldレベルの定義は、「大規模データシステムの改善、運用管理、コンサルティングができる技術者」とされていて、オープンソースデータベースに関する深い知識と大規模なデータベースの開発、運用能力が問われる試験です。試験問題は30問で合格点は70点ですが、受験するためにはSilverを取得後5年以内であることが前提条件です。Silver取得から5年を過ぎてしまうと認定が取り消されるというわけではありませんが、この場合、Goldを受験するためにはSilverの再取得が必要になります。しかし、それ以外の前提条件は特になく、Silverと同様に実技試験もありませんが、基本が問われるSilverよりも実務的なことが多い試験内容で、経験を積んでいるエンジニアでも6割から7割の合格率と言われており、難易度は決して低くはありません。

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求められる技術的視点とビジネス的視点

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データ活用の実例

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